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ロマネスク用お知らせ掲示板です。
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日記を読んで下さった方は分かっていただけると思いますが、
限りなく中学/生日/記に近い学園パラレルについて考えてみました。
半蔵の学ランはたまらなく似合うと思うけど、小太郎はどうやったってギャグにしかならんだろう。

小太郎に似合う服を考えてみた。

・着物(これは当然ね!)
・裸(最早、服ではない)
・蛍光ピンクのジャージ(大プッシュ)

小太郎が国語の先生(シャツ&ネクタイに蛍光ピンクのジャージ)で、半蔵が数学の先生だったらいいのに、という話は昔から延々していたのだが、今回は何を血迷ったか二人とも学生。
冗談のたとえ話が本気になっちゃった悪い見本。

それで、みんなが読むブログの方にはどうしてもかけなかった最後の一言を書くためにですね、大真面目に最後の部分のみ書きました。
大真面目ですよ。
青い春の夢と書いてロマネスクですよ。
制服ぱっつぱつの小太郎を思い浮かべながら、大真面目に読んでください。
最後の一言が、書きたかっただけです。
前回に続いて酷い話だが、ネタがネタなので気が楽ですww


心優しい方は、下からどうぞ!

 



学校じゃ教えてくれない






「別に我は気にしてなどおらぬのに。」
風魔がぺらぺらと教科書をめくりながら言った。

嘘ではないだろう。
己も初めから、風魔があんな些細な事を気にしているなどとは、思っていない。
「ああいう奴等が、好かんだけだ。」
己は、不恰好に余った袖の、取れかかったボタンを弄りながら言った。
「困る日が、今に来る。」
風魔は、ふうん、と首を傾げて、まぁ、どちらでも良い、と笑った。
よく分からない奴だ、とは思ったが、あんな騒ぎ方しか出来ない奴らよりは、ずっと良いと思った。


予備鈴が鳴った。
戻らねば、と思ったが、ちらりと風魔を横目に見ても、急ごうと言う気は一つも無いらしい。
授業に出ない気だろうか。
己自身、今更あそこに戻るのも風が悪いものだから、出来れば此処で時間を潰したいと思ったりもした。

「如何する、」
尋ねてみたが、風魔は答えない。
「戻るか、」
もう一度聞いた。
「どちらでも」
思った通りの言葉を、返された。
「己は戻らん。」
「では、我も戻らぬ。」
も、と言われた事が、何だかひどく意外だった。

何を話すわけでもなかった。
ただ、黙って其処にいた。
己の周りの雑草は、見事に全て引き抜かれてしまった。

「半蔵、」

突然呼ばれて、どきりとした。
思わず風魔の方を見たが、風魔は此方に見向きもせず、変わらず教科書をぺらぺらめくっていた。


「我は、変わっておるか、」


風魔が尋ねた。
不思議そうに、そう、丁度子供が、分からない答えを教師に問う様に、

「否、変わらぬ。」

思った通りに言った。
白々しくなることは承知で、あえて言う。
同情などでは、決してなかった。
「そうか、」
風魔は短く言って腰を上げ、教科書でぱんぱんとズボンをはたいた。


「うぬは、変わっておるな。」


そう言って、初めて此方を見て笑った風魔の顔は、なるほど確かに、他とは違って、

他とは違って、己の両目を、ぐいと引くものだった。



 



ブログ書きながら、最後のセリフがどうしても書けなかった・・・・
先生ネタもいつか聞いてくださいね☆←迷惑
今回は「大真面目」でしたが、「大真面目にギャグ」は、うちが一番憧れるところです。
コメディは、頑張ればそれなりにできるんだろうけど、ギャグは違う。きっと。

そしてですね、Closer:うとさまからメールを頂きました!
また改めてお返事書かせていただきます!!!
ご丁寧に、ありがとうございましたΣ(*´∀`*;)

たくさんの拍手も、ありがとうございます!
励みになります!
卒論で死に掛けていますが、一人でも読みにきてくださっている限り、田原は頑張ります(´∀`*)

ありがとうございました!!!
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